最近、「審美歯科」、「歯のエステ」、「ホワイトニング」・・・というような文字を至るところで見かけます。
口腔内に対しての意識が高くなってきたことは喜ばしいことだと思いますが、審美性のみを追及するあまり、むやみに歯を削る、神経を抜く、歯を抜く・・・という、結果として健全な歯質を犠牲にするような方法はとるべきではありません。
もし、そのような処置が必要な場合には、そのメリットとリスクに関する説明をお聞きし、納得されたうえでおこなうべきだと思います。
1.食べ物、飲み物、喫煙などによる着色
2.歯の表面的な黄ばみやエナメル質の変色
3.無髄歯(虫歯によって神経を取り除いた歯や外傷による失活歯)の変色
4.虫歯よる変色、修復物やかぶせ物による影響
5.変色歯(歯牙形成期における薬物の影響や疾患などにより歯の構造上の変色)など
6.歯石の沈着や歯の解剖学的な陥凹に入り込んだ着色
まず、ご自身の歯の変色の原因を、ご理解されたうえで治療をおこなうことをお奨めします。
1.ポリッシング(クリーニングペーストやプロフィーパウダーを使用)
2.エナメルホワイトニング(カスタムトレーを作り、ホワイトニングペーストを使用)
3.ブリーチング(歯の内面に漂白剤を入れ、数週間で交換除去)
4.修復治療(変色の原因となる虫歯や修復物のつめかえ)
5.補綴治療(歯の表面あるいは全面を人工材料で覆いかぶせる)
6.PMTC(さまざまな形のチップを使った機械的クリーニング)